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違いを知る

従来のうつ病と、どう違うのか

近年、新型うつと呼ばれる病気が、若い世代を中心に増えているそうです。 うつ病というのは昔からある病気でしたが、その従来のうつ病とは異なる症状があります。 どういった症状なのか、従来のうつ病と比較しながら説明したいと思います。 まず、従来のうつ病は不眠や食欲不振、継続的な気分の落ち込み、何をしても楽しめないなどの症状があります。 何かあるとひどく落ち込み、自分を責めてしまう傾向があります。 一方、新型うつの場合は、過眠や食欲の増加があります。 また、大きな特徴として、仕事など自分の嫌いなことをやる時だけ限定してうつ状態になり、遊びなど好きなことをしている時には元気になる、というのが挙げられます。また、自責感に乏しく、周囲の人に責任転嫁する傾向が見られます。 この症状があるために、周囲の人間からは単なる我儘と捉えられがちです。 しかし、セロトニンやアドレナリン系の異常があるのは間違いないようで、新型うつというのは、れっきとした病気なのです。

患者への、周囲の人間の接し方

もしも身近な誰かが新型うつになってしまったら、一体どのように接したら良いのでしょうか。 従来のうつ病の場合は、とにかく本人に休養を勧めます。 むやみに励ましたり働かせようとしたりせず、本人の訴えを傾聴します。 一方、新型うつの場合は、急性期においては従来のうつ病と同じように接し、無理しないよう保護的に関わるのは有効ですが、いつまでもその接し方を続けるのは良くありません。 新型うつの患者は、自責感に乏しく、周囲の人間に責任転嫁する傾向があります。なので、ずっと無理させない状態を続けると、その状況に安住してしまう恐れがあるのです。 なので、急性期を過ぎたら自立を促すような働きかけが必要になってきます。 本人と適度な距離をとり、本人にできることは本人にしてもらう、そして達成できたら評価する、そういった働きかけが、比較的効果があるようです。 小さな成功体験を積み重ねることが大切なのだそうです。